特別区試験対策

豊かな水と緑に囲まれたまち「江戸川区」の特徴について

江戸川区は、南北に長い形をしており、東に江戸川、西に中川と荒川が流れていて、川が縦に区内を分断しています。

区の面積は23区中4番目の大きさがあります。 菖蒲園や大きな商店街がある小岩地区、水族館や大きな観覧車がある葛西エリア、インド人が多く国際色豊かな西葛西など、街の表情が地域により異なり、魅力のある街となっています。

 

子育て世代向けの政策が充実していることと、大型マンションの建設が相次いでいることから、今でも人口が増え続けていていて、平成23年10月現在で679,576人と23区内で第4位となっています。

 

江戸川区の特徴のひとつとして、23区で一番子どもが多いことが挙げられます。

0〜12歳の人口比率は9%。2位の練馬区が7.8%なので、圧倒的な第1位です。13〜19歳の人口比率も23区内で第1位となっています。

そして区民の平均年齢は41.4歳で、2位の中央区の42.5歳に1歳以上の差をつけて、東京23区ナンバーワンの若さを誇っているのです!

 

江戸川区では、子供だけでなくお年寄りも元気です。統計によると、1人当たりの老人医療費は練馬区に次いで低いものとなっており、要介護・要支援認定率は、23区内で最低となっています。ちなみに、老人クラブの会員数も一番多いようです。

1人暮らしの高齢者の割合も最低です。多くのお年寄りが家族と一緒に暮らしていて、三世代同居の割合は最高となっているためか、お年寄りが元気ですし、若い人たちも安心して子どもを産むことができる環境といえます。

 

交通機関は、京成本線、地下鉄都営新宿線・東西線、JR総武線、JR京葉線が走っていて、東京都心部と千葉方面を東西に結ぶラインは十分に確保されているものの、南北をつなぐ鉄道は無く、交通手段はバスのみとなっていて、区民生活に影響を与えています。

昔から「陸の孤島」と呼ばれている原因はそのあたりにあるのでしょう。

 

一方、車への依存度は高く、世帯当たりの乗用車保有率は、千代田区、港区、足立区、中央区に次いで第5位となっています。千代田区・港区・中央区の都心3区は業務用の車輌が多いことからすると、江戸川区は足立区と同様、車社会だといえますね。

また江戸川区では、商店街や病院、教員などの不足が深刻になっていて、人口当たりのお医者さんの数と診療所の数は、共に23区中最下位。

商店街の数も、人口・面積あたりともに22位となっており、住民にとってはちょっとした買物も大変なものとなっています。

 

教育面では、公立学校の教員1人当たりの生徒数は小中学校共に最も多く、子どもの数に比べて教員の不足が見られています。人口当たりで見た図書館の数も蔵書数も、23区中最低となっており課題となっています。

 

逆に江戸川区には圧倒的な東京第1位のものがあります。それは公園の面積で、合計756ヘクタールとなっています。区内で一番大きな公園は、葛西海浜公園。

隣接する葛西臨海公園と合わせた総面積は492ヘクタールにも上ります。園内には遊園地や水族館もあるので、休日になると多くの家族連れやカップルでにぎわいを見せています。

豊かな水や緑に囲まれ、子供もお年寄りも笑顔になれる魅力的な街、それが江戸川区なのです。

 

<江戸川区DATA>

面積:49.86㎡(23区中4番目)

人口:680,513人(平成27年3月1日現在)

江戸川区役所アクセス:JR総武線 小岩駅・新小岩駅、都営新宿線 船堀駅・一之江駅、東西線 葛西駅・西葛西駅よりそれぞれバスで江戸川区役所下車

江戸川区ホームページ:https://www.city.edogawa.tokyo.jp/

人気のおしゃれタウンが勢ぞろい「目黒区」の特徴について

目黒区は東京23区の南西部に位置し、世田谷区や杉並区と並んで「高級住宅地率の高い区」といわれています。

青葉台、駒場、三田、碑文谷、柿の木坂、自由が丘などは有名なところですね。

 

目黒区は東急東横線が縦断するかたちになっていますが、都内のすべての私鉄の中で、もっとも高級感と洗練度が高いイメージがあり、中目黒、祐天寺、学芸大学、都立大学、そして自由が丘と名だたる駅が並び、渋谷や横浜へのアクセスもいいことから特に若い世代に住みたい街としても人気があります。ちなみに目黒駅は品川区にあります。

 

おしゃれで高級住宅地として有名な目黒区ですが、閑静で暮らしやすい区でもありますが、それだけに他の都心区と違い知名度の高い観光スポットやショッピングタウンが少ないという弱点もあります。

 

目黒区の有名な観光地として自由が丘があげられます。自由が丘は「住みたい街」の上位常連のエリアで、スイーツやファッション、雑貨、インテリアなど、最先端の店が密集していて、それが高級住宅とうまく共存しているところに、この街の最大の魅力があります。

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また「目黒川の桜並木」は有名ですね。街中を流れる小さな川ですが、季節になると両側から桜が、川面に枝を伸ばしながら花を咲かせ多くの観光客で賑わいを見せています。そして冬にはイルミネーションが実施され、あまりの人の多さに休日の点灯は中止されるほどでした。周辺には小さいながらも落ち着いたおしゃれなカフェや店が立ち並んでいて歩くだけでも楽しい場所です。

 

そして高級住宅地としては青葉台が有名で、渋谷区との区境、旧山手通りをはさんだ西側に位置する街です。急坂の多い地形で、そこに「これは個人宅なのか?マンションなのか?大使館なのか?」と判断に迷うような大邸宅が並んでいます。

 

地理的には自由ヶ丘エリアは区の南端に位置し、逆の北端には「駒場」があり、東京大学の教養学部があることで知られる街です。駒場にはその名のとおり駒場公園があり、公園内に近代文学館と日本民芸館、そして、旧前田侯爵邸があるなど歴史や文化を感じることができるエリアでもあります。

 

このように利便性がよく、おしゃれで閑静な住宅街が立ち並び見どころも多い目黒区ですが、当然住民の満足度も高く、目黒区に住み続けたいという人は90%を超えています。

 

しかし目黒区内の駅前は意外にも歩道が狭いところが多く、観光客が多く訪れるという現状を考えると安全に歩行するために歩道の整備は必須であるといえます。

また、冒頭に書いたとおり全国的に有名な観光地は少なく、目黒区の良さを発信しきれていないと感じます。ハード、ソフト面ともによりよいまちづくりを進めていくことが今後の課題といえそうです。

 

<目黒区DATA>

面積:14.70㎡(23区中16番目)

人口:269,782人(平成27年3月1日現在)

目黒区役所アクセス:東急東横線・東京メトロ日比谷線 中目黒駅下車5分

目黒区ホームページ:http://www.city.meguro.tokyo.jp/

特別区職員として採用される方法について全解説

特別区の職員になるためには、特別区職員の採用試験に合格しなければなりません。

公務員試験全般にいえることですが、民間企業と違い履歴書と面接で採用というわけではなく、まずは1次試験である筆記試験(択一試験と論文試験)に合格しなければなりません。これが最初の関門になり、何となく勉強して合格するようなものでもありません。

 

特別区試験は区ごとに筆記試験を受けると思われる方が多いのですが、そうではなく23区のどこを希望しようが、特別区の採用試験として皆が一斉に同じ試験を受けます。

 

そして1次試験に合格すると2次試験として面接があります。

面接は、特別区全体の面接(人事院面接)があり、この面接が2回もあります。それらに合格するとようやく最後に区ごとの面接を受けるという長い道のりになります。

筆記試験と2回の人事院面接に合格すると、ついに区の面接となります。

※平成27年度の試験より人事院面接は1回となり、代わりに性格検査が一次試験に実施されることになりました!詳細は必ずホームページ等で確認してください。

採用までの流れ

 

ちなみに、人事院面接まで合格した状態を「最終合格」といいこの状態ではまだ採用とはならず、最後の区の面接に合格すればようやく「採用」となります。

ですので、「最終合格」はしたのに最後の区の面接で落ちてしまい「採用」にならないという事態が発生することがあります! なので、いかに筆記試験と人事院面接を頑張って点数を稼ぐかが重要になります。そして、これらの成績(順位)がいい方が希望の区に行ける可能性が高くなります。

 

詳しくはこちらで書いてますが、この最後の区の面接には敗者復活戦?のような制度があり、例えば最初に受けたところがダメだった場合は他の区から連絡がくることがあります。

これは最終合格者名簿から各区の人事担当者が成績を見て抽出して、辞退などの理由で採用枠に余りが出た場合などに他の区に落ちた人に連絡を取っているのではないかと思います。

 

特別区の場合、内定が出るのは通常は8月末です。もし1度目落ちてしまった場合は数ヶ月後に違う区より連絡があり、合格すれば少し遅めの採用となります。 2回目も落ちてしまうと、なかなか採用者が揃わない「あまり人気のない区」から連絡がきます(笑)。それでもいいというのであれば是非受けてみましょう!一番遅い採用は翌年の2月頃とかになるようなので、周りが決まっていくなか大変ですが頑張っていかなければなりません。

でもまずは筆記試験に合格しなければ話になりません。こちらで内容を確認し、スケジュールを立てて勉強していきましょう!

年齢制限があるのでよーく確認しよう!

大学卒業してから5年間働きもせずぶらぶらしてたけど受けられるの?と疑問に思う人もいるかもしれませんが、公務員試験はどこも年齢制限があるので受験要項をよーく確認してください!

 

特別区はⅠ類事務職の場合ですが、26年度の年齢要件は「 昭和 62 年 4 月 2 日から平成 5 年 4 月 1 日までに生まれた人」となっています。 つまり、特別区試験を受ける年度に22〜27歳の人じゃないとダメですよ、ということです。結構厳しいんですねー。(ちなみに他の地方公務員試験は年齢制限が緩いところもあります。くわしくはこちら

ストレートでいけば大学4年の時に受験するので問題はないのですが、卒業してから年数が経ってしまっている人は要注意です。

 

大学卒業後、就職したもののすぐに辞めてしまったとか、フリーターや派遣でいろんな職場を転々としていたといった場合でもとにかく27歳までであれば受験できます(1つの企業で4年以上勤務していれば経験者採用という枠で受験でき、30歳以上とかでも受験可能です)。

民間と違い新卒じゃないと不利というわけではないので、年齢によって有利不利はないと思います。しかし、面接では必ず今まで何してたの?と聞かれるので、そこを上手く答えられないと合格は難しいかと思われますので、面接官を説得させられるような回答を考えなければなりません。

 

面接についてでも書いてますが、特別区試験は面接の比重が大きいと思われる試験であるため筆記試験に合格しても面接で逆転することなどいくらでもあります。

 

1次試験が同じ点数であればやはり新卒を採用したいと思うのが普通だと思います。そうしたライバルとの競争になるので、自分の魅力をいかに伝えることができるかということも重要になってきますので、面接前にはしっかりとした対策が必要となることは覚悟しておきましょう。

都会の雰囲気と下町情緒の雰囲気が混ざりあう街「品川区」の特徴について

品川区は、東京23区の南部に位置し、東京湾に面しています。

人口は約34万9千人、面積は、約22.72平方kmであり、面積では23区中10位、人口は10位、人口密度は11位、昼間人口11位、事業所数は11位、小売業販売額は14位、所得水準10位、人口当たりの公園面積13位といったように、ずば抜けているところはこれと言ってなく、すべての分野において中くらい、ほどほどの水準を保っています。

 

区内にある御殿山、池田山は高級住宅地として知られているほか、ソニーの本社があった大崎から、目黒川に沿って東京湾までの地域は工場が多く、今でもソニーのテクノロジーセンターや、ニコン、明電舎、第一三共、日本精工などの本社や研究所が立ち並んでいます。

 

各地で再開発がされており、大崎駅前、御殿山ガーデン、天王洲アイルなどは洗練された新しい街へと生まれ変わり、高層のビルが建ち並んでいます。

 

区の南西部には、町工場と住宅が密集していて、その中に武蔵小山、戸越銀座、中延といった庶民的な商店街があり、活気にあふれています。

なかでも、全国的に有名で、昔ながらの商店街の代表と言えば戸越銀座商店街。関東一長い商店街と言われていて、全長は1.3キロメートル、400店舗もの店が連なっています。平日でも1万人のお客さんが訪れるほどで、地元の買い物客だけでなく様々な地域の来訪者も多くとっても賑わいのある商店街です。

戸越銀座

 

このように品川区は、洗練された都会のにぎわいと、下町情緒ただよう昔ながらの商店街が同居する魅力ある街となっています。

 

品川区は都会のど真ん中で、緑も少なく、遊ぶ場所がないのでは?と思われがちですが、遊べるスポットや公園はけっこうあります。

 

区内の代表的な公園である東京都立潮風公園は、海沿いにあって開放的なエリアでバーべキューなどを楽しんでいる人で賑わっています。広い敷地なので、子供たちも思いっきり体を動かして遊べるので家族連れでも楽しめます。

また公園以外の代表的な遊べるスポットは、しながわ水族館や船の科学館など、海をテーマとした施設があるのでファミリーだけでなくデートコースとしてもおすすめのエリアでもあります。

潮風公園

 

近年、品川区は「子育てしやすい街」としてのイメージアップに努めていて、 小学生の登下校時間にあたる午前8時と午後3時に、お花の水やりや、買い物、犬の散歩などを行ない、屋外に出て子どもを見守る「83運動」は、品川区から始まった子供支援活動とされています。

品川区から生まれたこの試みは、今では日本全国に広がっています。こうした地域の取り組みにより、若年層の人口が近年とても増えていて人気の区のひとつでもあります。

ちなみに、品川駅は品川区ではなく港区だということは覚えておきましょうね!

 

 

<品川区DATA>

面積 :22.72㎡(23区中10位)

人口:372234人(平成27年2月1日現在)

品川区役所アクセス:

JR線・東急線・りんかい線大井町駅 徒歩8分
東急大井町線下神明駅 徒歩5分

品川区ホームページ:http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/

日本の中心にふさわしい「千代田区」の特徴について

東京23区の各区の情報が掲載されている資料を見ると必ず初めに千代田区掲載されています。これは千代田区が東京の中心であり、ひいては日本の中心であることを物語っています。
日本一のオフィス街でもある千代田区は、夜間よりも日中のほうが人口が多くなります。実際に歩いてみれば分かりますが、千代田区で住宅街を見かけることはほとんどないかと思います。

また、皇居があり官庁が集中する千代田区は公務員的なイメージがあるかもしれませんが、実はかなり多彩な「顔」を持っています。

 

なので、千代田区の全体像を把握するには、その複数の「顔」を知っておく必要があるでしょう。

ここでは4つのエリアに分けて、千代田区を紹介していきます。

 

皇居

皇居

千代田区の最大の顔は何と言っても皇居であり、区の面積の約12%を占めます。もはや皇居があるからこそ千代田区が東京、そして日本の中心であるといっても過言ではありません。

もとは江戸城があったところで、現在も東御苑には大奥あとや忠臣蔵で有名な松の廊下あとなどがあります。 天守閣はなくなっていますが、天守台は残っていて、観光名所の一つになっています。

 

また、北の丸公園には日本武道館があり、大きなコンサート会場としても全国的な知名度があるといっていいでしょう。 最近、皇居の周りを走るランナーが激増し、話題になっていますね。

 

丸の内と大手町

丸の内

これらの名前を聞いたことがある人は多いかと思いますが、皇居大手門の前にある大手町と、隣接する丸の内は日本一のオフィス街となっています。

一度でもこの界隈を訪れたことのある人は、林立するオフィスビルに、ほかの街にはない洗練された空気を感じることでしょう。

金融会社や大商社の本社ビルが多く、また、街そのものが江戸時代日本の中心地であったという歴史に裏打ちされた格の高さを身につけているという感じでしょうか。

 

また、丸の内は近年、丸ビルや新丸ビル、オアゾ、さらにはKITTEなどの商業施設も次々にできており、オフィス街でありながら、ショッピングのメッカとしても大いに栄えています。

さらに、開業100周年を迎えた東京駅が昨年復元され、都内屈指の観光スポットにもなっています。日本の鉄道の中心に位置する東京駅があるのも、千代田区なんですよね。

 

霞が関と永田町

chiyoda

官僚やら議員やらのニュースでも聞くことの多い地名ですので、公務員試験の受験生なら皆さんご存知でしょう。

日本の行政の中心地である霞ヶ関と、政治の中心に位置する永田町があるのも、これまた千代田区なんです。

 

国会議事堂や首相官邸があり、財務省・法務省・国土交通省などの官庁がありますので、「日本の中心」ということになります。

 

神田と秋葉原

秋葉

千代田区の北部には神田があります。山手線の秋葉原と東京の間にあるので、ちょっと目立たない感じで地方の人にはあまりなじみがないかもしれませんが、このエリアは江戸時代の代表的な町人街でありビジネス街ではありますが下町の雰囲気を感じることができます。

「芝で生まれて神田で育ち」というのが、代表的な江戸っ子とされました。今でも古い町名のなごりが地名に残っている、職人の街でもあります。

ここには「江戸の総鎮守」と呼ばれる神田明神もあります。つまり信仰の面でも江戸っ子にとって中心に位置する場所と言っていいでしょう。

 

そして日本一の電気街である秋葉原も千代田区なのです。

全国的にも有名で、昔は電気部品を買いにくるようなマニアックな街でしたが最近ではメイド喫茶が街中に溢れ、日本全国のみならず外国からも多くの観光客が訪れる場所となっています。そういったものに興味がなくてもとても楽しい場所なので行ったことのない人はぜひ行ってみてください。

 

ということで、千代田区は皇居やオフィス街、官庁街に国会議事堂、さらには秋葉原まであるという大変変化に富んだ街であることが分かりましたが、日本の中心なだけあり特別区の中でも人気区であり筆記試験および面接試験ともに高得点でないとなかなか希望通りに入庁することはできないでしょう。

 

ちなみに千代田区役所は靖国神社のある九段下というところにあり大変交通の便がよい場所です。千代田区は少数精鋭のようですので、かなり優秀な人を採用する傾向になるかと思います。ですがこれだけ魅力の多い千代田区、目指すだけの価値はありそうですね。

 

<千代田区DATA>

面積:11.64㎡(23区中19番目)

人口:47,824人

千代田区役所アクセス:東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線九段下駅から徒歩5分

千代田区ホームページ:http://www.city.chiyoda.lg.jp/index.html

都会だけど下町の雰囲気も感じられる「中央区」の特徴について

中央区は、1947年(昭和22年)に、日本橋区と京橋区が統合されて生まれた区であり、地理的にも東京23区の中央部分にあります。

面積は東京23区の中で2番目に小さい区ですが、江戸時代以来、約400年ものあいだ日本の文化、商業、などの分野において中心地として発展を遂げてきました。

 

 

区の人口は一時は7万人を下回る位まで減少していましたが、近年、勝どきや晴海といった臨海地区への大型マンションの建設が次々と進み、平成23年には12万人を超えるまでになりました。

相次ぐマンションの建設によって、快適な都心ライフを求める30代から40代初めのヤングアダルト層が大量に流入してきました。

 

区民の9割以上がマンション居住者であり、新住民と、古き良き日本の文化を大事にする昔からの住民と混合していて、古いものと新しいものが混じり合った雰囲気のある区です。

そして中央区は高層マンションが多いことから、統計によると15階以上の高層階に住んでいる世帯の割合は約10%と、23区のトップになっているというのも特徴的です。

 

銀座

銀座

日本随一のハイセンスなショッピングストリートである「銀座」があるのも中央区です。

銀座の名を知らない人はいないでしょうが、世界有数の高級ブランド街であり、銀座三越や松屋銀座など大型デパートも象徴的であり、ファッションや商業の中心街として知られています。

また、商業地でありながら新宿や渋谷、六本木といった高層ビルが建ち並ぶエリアとは全く違った洗練されたハイソな雰囲気をまとっているのも銀座らしい街並みであり、歩くだけで十分に楽しむことでできる街なのです。

 

築地

築地

銀座から徒歩圏内にある、日本の食文化の中心地である「築地」。中央区役所も築地駅から徒歩5分の場所にあるんです。

築地市場は全国的にはかなり有名で、水産物だけでなく野菜や鶏卵、加工品など数多く取り扱っていて、新鮮な料理が食べられるということで多くの観光客が押し寄せており最近では競りの外国人の観光客も増えています。

なお、この築地市場は平成28年に豊洲へ移転計画がありますが市場外は築地に残ることが決定しているので今後このエリアがどう変わっていいくのか非常に楽しみです。

 

月島

月島

この辺りは高層マンションと細い路地が入り組む下町情緒が共存するエリアで、月島は何と言ってももんじゃ焼きが有名です。もんじゃストリートには数十店ものもんじゃ焼き屋が軒を連ねております。

 

日本橋兜町

東証

金融取引の中枢である「兜町」と老舗店や商業ビルが建ち並ぶ「日本橋」は日本有数の商業エリアでもあり、あの東京証券取引所(東証)もある世界屈指の金融センターの一つでもあるんです。

 

このように中央区は日本の観光、商業、金融の拠点として果たす役割は大きいことから名実ともに東京の、また日本の中央として商業界をリードし続けている区といえます。

 

しかしながら、前述のとおり高層マンションが多くファミリー層が集まっている割には公園の数は23区の下から3番目と少なく、保育所不足も深刻な問題となっていて、就学前の児童の数に対する待機児童の割合は、港区と並んで最も多いという課題もあります。

また中央区の住民にとって日常の買物は深刻な問題になっています。区内に総合スーパーがないのは荒川区と中央区なんです。

 

古いものと新しいものが混じり合い独特の文化を感じられる魅力的な街である中央区ですが、高層マンションエリアは近年急速に開発した場所でもあるため住民にとってはまだまだ課題はあるようです。

 

<中央区DATA>

面積 :10.18㎡(23区中22位)

人口: 134,370人(平成26年1月現在)

中央区役所アクセス:東京メトロ有楽町線新富町駅 徒歩1分
東京メトロ日比谷線築地駅  徒歩5分

区ホームページ:http://www.city.chuo.lg.jp/

人気の観光スポットが集中!「港区」の特徴について

港区と聞くとどのようなイメージを持っているでしょうか?

「とにかくおしゃれ」「テレビ局が集中している」「最先端なイメージ」など人によっては様々なイメージがあるかと思いますが、それらはどれも正解であり港区は本当に様々な面があり、テレビでも目にすることも多いかと思います。

東京の中でもとりわけ観光の人気スポットの集まる港区ですが、それだけでなくビジネス街としても栄えており、特別区の中でも中枢の区でもあるといえるでしょう。

ここでは、港区の魅力や特徴についてエリアごとに紹介していきますので、参考にしてみてください。

ファッション、メディア、商業の集まる場所「港区」

港区は1947年に、旧赤坂区、麻布区、芝区の3つが合併して誕生した区です。

港区の特徴としては、アメリカ、イタリアなど各国の駐日大使館が集中しており、また外資系企業も多いため、歩いていると外国人を多く見かけます。

また、渋谷や新宿などの商業地に比べれば街全体に落ち着きがあり、より大人向けでハイソな街だという印象があります。

企業の本社が特に多く集まる区であり、NEC、サントリー、三菱重工業、伊藤忠商事、全日本空輸、本田技研工業などが港区に本社を置いています。

 

港区は非常にメジャーなスポットが集中している場所であるため一言で特徴を説明するのが難しい街です。ここではエリアごとにその雰囲気を紹介していきたいと思いますので参考にしてください。

青山、表参道

表参道

 

このエリアは表参道と青山通りを中心におしゃれなファッションブランド店やカフェなどが軒を連ねており、渋谷や原宿同様トレンドの発信地ですが、これらの街とは違いごちゃごちゃした感じはなく、街並は美しく落ち着いた大人の雰囲気となっています。

最近では表参道ヒルズや東急プラザ、北欧家具を扱うフライングタイガーといった商業施設がオープンし、注目を浴びているエリアでもあります。

そして渋谷と原宿へも徒歩で行くことができるので、とにかくファッション関連の買い物には何不便なく、若者に非常に人気のスポットとなっています。

 

赤坂、六本木、麻布

テレ朝

 

これらも名前は聞いたことがある人が多いでしょう。

六本木ヒルズはITバブルのときに有名になり、お金持ちは六本木ヒルズに住んでいるというイメージを植え付けたことかと思いますが、実は中には美術館や映画館、多くのショップが入っており一般の人も楽しめる施設となっています。

 

このエリアはテレビ朝日や俳優座があることから芸能人が多く、また外国人の集まるバーなどもあり港区の中でも独特の雰囲気となっています。

また赤坂にはTBSがあり、メディアの露出も多いエリアでもありますが、大規模なホテルやオフィス街がメインであるため、観光というイメージではないかもしれません。

 

 

麻布・広尾

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大使館の多い港区の中でも特に集中するのが西麻布であり、世界一の大使館密集地といわれているほどです。

 

こうした大使館関係者がショッピングとして利用するのが麻布十番です。

麻布十番という名前はなぜか有名なのですが、大規模な商業施設はななく、おしゃれな雰囲気と江戸の情緒を感じられる下町的な要素を感じることができるエリアとなっています。

 

麻布と同様、お金持ちが住んでいるイメージのある広尾は、洒落た洋館が残り大邸宅が建ち並ぶ典型的なお屋敷街となっており、閑静な住宅街が広がっています。

そして有栖川宮記念公園という元々は有栖川宮邸であった大きな公園があり、住環境としても素晴らしい場所でもあります。

 

汐留、台場

レインボープリッジ

汐留や台場などの沿岸部は近年の再開発で急速に発展しており、汐留には日本テレビが、お台場にはフジテレビの本社があり、キー局のある六本木や赤坂と同様テレビで見ることも多いかと思います。

 

デックス東京やアクアシティお台場 、ダイバーシティ東京、パレットタウンといったファミリーや友達、カップルでも楽しめる商業施設が多く、またレインボープリッジの夜景も有名で、日本有数の観光地へと様変わりしました。

 

新橋、浜松町

SL広場

上記のような観光地が多く集まる一方で、サラリーマンの街である新橋や浜松町といったオフィス街は非常に栄えています。

新橋駅のSL広場は大変有名で、テレビのインタビューの定番スポットとなっており。酒場が多くのもこのエリアの特徴です。

 

 

区内には東京メトロ銀座線、半蔵門線、丸の内線、日比谷線、千代田線、南北線が通っており、都営地下鉄では三田線、浅草線、大江戸線が、他にも京急線、沿岸部を通るゆりかもめ、羽田空港方面へ向かう東京モノレールが区内を走っており交通網は非常に発達しているのが港区の特徴だといえます。さらに品川駅も港区にあるため東海道新幹線の利用することまでできてしまいます(品川駅は品川区ではないのです)。

 

また、文化施設も充実しており、東京を代表するコンサートホールであるサントリーホールがあるほか、サントリー美術館、国立新美術館などがあります。

 

さらに観光名所としては誰でも知っている東京タワーも港区にあり、区役所内からも眺めることができます。

また芝公園やお台場海浜公園など東京を代表する大きな公園も多く存在し、緑も豊富にあります。

 

教育機関としては、慶應義塾大学が港区の三田地区に本部を置いていることで有名です。その他に港区を本拠地としている大学としては、東京海洋大学、政策研究大学院大学、北里大学、東京慈恵会医科大学、明治学院大学があります。また、アメリカのテンプル大学の日本校が同区内にあります。

 

とまぁ何でも集まる港区ですが、全国的に有名な場所も多く青山や表参道、お台場といった華やかなイメージの場所も多いことから特別区の中でも(おそらく最も)人気の区であり地方の人でも知っているスポットの多いことから応募が集中するので、千代田区と同様、筆記試験と面接試験で高得点を取らなければ入庁は難しい区となっていますので港区を希望する人は相当頑張らないと厳しいかもしれません。

 

<港区DATA>

面積:20.34㎡(23区中12番目)

人口:124,015人(平成26年12月1日現在)

港区役所アクセス:JR山手線浜松町駅 徒歩10分
地下鉄浅草線、大江戸線大門駅 徒歩5分
三田線御成門駅 徒歩5分

港区ホームページ:http://www.city.minato.tokyo.jp/

様々な顔を持つ「新宿区」の特徴について

新宿区には、東京都庁を中心とする副都心高層ビル街と、日本一の歓楽街・眠らない街、歌舞伎町があり、昼夜ともに圧倒的な存在感があります。

その名は日本中、いや世界中に知れ渡り、東京23区内でも知名度1,2位を争う有名なエリアであり、日本では名前を知らない人はいないでしょう。

 

JR東日本の新宿駅は1日当たりの乗車人員76万7000人とダントツの1位で、それに続く池袋駅、渋谷駅に大きな差をつけて引き離しています。 乗降合わせての私鉄各社含む各鉄道会社合計では360万人を超えており、世界一利用者の多い駅としてギネスブックにも認定されました。ですので通勤ラッシュのときは常軌を逸する混雑となりますので、地方から上京する人はまずこれにやられてしまうかと思います。

 

新宿駅周辺

新宿駅周辺はやはり東口が有名で、アルタや伊勢丹などがある新宿通りと、歌舞伎町がある靖国通りがメイン通りといえます。店舗がとてつもなく多く何でもありの新宿ですが、大型家電量販店が多いのも有名で、ビックカメラやヨドバシカメラ、ヤマダ電機すべて揃っており、最近は東口に「ビックロ」というビックカメラとユニクロが共同出店している店舗ができ、休日には外国人含め多くのお客さんでごった返しています。

また百貨店も数多くあり、高島屋、伊勢丹、京王百貨店、小田急百貨店などが存在し、とにかく買い物は新宿駅周辺で全て揃います。

新宿駅前

 

 

そんな賑やかで華やかなイメージのある新宿ですが、新宿駅から徒歩圏内に新宿御苑という広大な庭園があり、四季折々の風情と豊かな自然とふれあうことができ、ただにぎやかなだけでなく落ち着いた表情を持ち合わせているのが特徴です。

新宿御苑

 

また、賑やかで商業的な東口に比べ西口はオフィス街として高層ビル群が建ち並び、東口のごちゃごちゃした感じとは全く違った雰囲気となっていおり、都会の洗練された空気を感じることができます。

そして西口にはあの東京都庁があり、入庁できれば間違いなく東京で働いているという実感を感じることができるでしょう(ただし東京都は都内全域の異動なのでここで働けるとは限らないので要注意です)。

新宿西口

 

新大久保

新宿区は新宿駅周辺がやはりメインのエリアですが、隣の新大久保も韓流ブームで有名となりました。

新大久保はコリアンタウンと呼ばれるだけあって道路沿いに多くの韓国料理や韓流スターのグッズを扱っている店などが多く建ち並んでおり、今でも観光客で大変賑わっています。

 

神楽坂

新宿区の東側には神楽坂があり、路地に入れば江戸の雰囲気や昭和の面影を感じることができ、人1人が通るのもやっとな石畳の道もあり何とも絵になる和の風景が広がる街で外国人の観光客にも人気のエリアとなっています。

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新宿区でよく知られているこれらのエリアですが、意外と新宿駅周辺意外は住宅街が多いので、東京=新宿というイメージの人は驚くかもしれません。

 

大学や学校も豊富で、早稲田大学や東京理科大学も新宿区にあります。有名な大病院も数多くあり、慶應義塾大学病院や東京医科大学病院、東京女子医科大学病院といった大学病院、国立国際医療研究センターなどがあります。

 

新宿といえば、外国人登録人口数も3万5000人とナンバーワンで、国際色がとても強く、100を越える国籍の外国人が住んでいて、多種多様な人種の人が入り混じった街となっています。

約30万人の人々が住む新宿ですが、そのうち住民の9人にひとりが外国人だそうです。これは東京都23区でもっとも高い比率です。大久保など、外国人居住者の割合が4割以上のエリアもあり、1985年頃から外国人登録者が急増し、1990年にかけてアジア圏の人、特に中国、韓国・朝鮮の方が急増しています 。

 

東京都庁もあり、東京都の行政の中心地でもある街。さまざまな表情を持ち合わせていて、魅力のあるフシギな街、それが新宿区なのです。

 

ちなみに、新宿区役所はあの歌舞伎町にありますので、来庁者の特徴も他の区とは違ってくるかと思います。仕事自体に違いはないでしょうが、そういったところに抵抗がある人はあらかじめ下見に行ったほうがいいかもしれませんね(笑)。

 

<新宿区DATA>

面積:18.23㎡(23区中13番目)

人口:328,162人(平成26年12月1日現在)

新宿区役所アクセス:各線新宿駅・新宿三丁目駅・西武新宿駅・新宿西口駅から徒歩約5分

新宿区ホームページ:http://www.city.shinjuku.lg.jp/

やっぱり上野と浅草が有名!「台東区」の特徴

台東区は23区中最も面積の小さい区ですが、23区の中心部に隣接した非常に交通網の発達した場所です。 それと同時に台東区は、数多くの歴史的な観光名所に恵まれた土地でもあります。

台東区といえば上野と浅草が有名ですね。どちらも下町のイメージがあるかもしれませんが、駅前は非常に栄えており交通の便もいいのが特徴です。また観光地としても国内だけでなく外国からの訪問者も多く一年中賑わっている地でもあります。

 

上野

不忍池

台東区の中枢といえば、新幹線やJRなど、主要各路線が集まっている巨大ターミナル、上野駅です。

上野駅の歴史はかなり古く、明治時代に開通した日本鉄道(上野〜熊谷間)の駅舎が最初に作られたのは、1883年のことでした。 現在、上野駅で発着する新幹線は、東北新幹線、上越新幹線、長野新幹線のほかに山形新幹線、秋田新幹線にも直通で乗ることができます。

一般路線としては、山手線、京浜東北線、宇都宮線、常磐線、高崎線、京成線といった、JR・私鉄の路線も集中しています。 日比谷線と銀座線の地下鉄ホームもあるなど、日本で有数の巨大ターミナル駅として機能しています。

 

そして上野駅の周辺は、都内でも有数の大規模な観光地となっており、なかでも西口側にある上野公園が、台東区の主役というべき存在でもありパンダやサクラの名所としても有名なので聞いたことがある人も多いかと思います。公園内には不忍池という広大な池がありボートに乗ることもでき訪れた人の憩いの場にもなっています。

 

国立美術館、国立博物館、不忍池、上野東照宮、子供遊園地などがあり、とても見どころの多い公園となっています。

駅前には松坂屋やABABといった大型の商業施設があり、後述するアメ横が あったりと買い物にも便利な街でもあり、台東区役所はこの上野駅から徒歩5分の場所にあるので素晴らしいロケーションとなっています。

浅草

浅草

浅草の名所といえば、浅草寺です。超有名な 巨大なちょうちんの下がった雷門と、境内へと続く仲見世通りには、連日多くの観光客が訪れます。

仲見世通りでは、日本の伝統工芸品、ファッション、おもちゃ、伝統的な食べ物などの商店が、ずらりと軒を連ねており、都会の中に下町らしい雰囲気を感じるエリアです。

 

浅草寺の近くには、こじんまりとした遊園地である花やしきがあり、ローラーコースター、お化け屋敷などの施設があり、何ともなつかしい雰囲気の遊園地です。

浅草駅のすぐそばには隅田川が流れており、毎年ここで隅田川花火大会が行われています。 この花火大会は、江戸時代の1733年(享保十八年)に始まった花火大会から続いている伝統的な行事であり、打上数20,000発、来場者数約80万人と都内で開催される花火大会の中でも非常に大規模で人気のあるものとなっています。

 

アメ横

アメ横

台東区で有名なのは上野と浅草ですが、上野駅の南方から御徒町にかけて、一駅分という長い距離に全国的に有名なアメヤ横丁(アメ横)という商店街も有名です。ちなみに大阪のアメ村とは全く違います(笑)。

アメ横は様々な日用品や食品を祭りの屋台のように販売しており、とにかく新鮮なものを安く買うことができるため日々活況を見せており休日は多くの人でごった返しています。特に年末年始は食料品を買い込む人でまともに歩くことができないほど人が集まります。

 

谷中

谷中

文京区の根津と千駄木と合わせて「谷根千」と呼ばれるこの地域ですが、文京区と荒川区が入り交じっており谷中霊園を中心に墓地や緑が多く、「谷中ぎんざ」という荒川区まで続く商店街は総菜屋や食料品、お菓子屋などが数多く立ち並び、昔懐かしい商店街という雰囲気を感じることができます。

最近はメディアへの露出が増えてきており注目の集まるエリアでもあります。

 

谷中は上野や浅草のような大きな施設は特になく低層住宅や寺院が建ち並ぶ地域ですが、銭湯を改装したギャラリーがあったりと歩いていて楽しめる場所でもあります。また、周辺には猫がなぜか多く、関連した店もあり猫好きにも愛される場所でもあるのです。

 

 

このように台東区は都心に近い所にあり、繁華街が広がる土地でありながら、歴史と伝統、そして下町の懐かしさを感じることのできる、見どころの多い魅力あふれる区となっております。

 

<台東区DATA>

面積 :10.08㎡(23区中23位)

人口:189,828人(平成26年12月1日現在)

台東区役所アクセス:JR上野駅 徒歩8分
地下鉄日比谷線上野駅 徒歩5分
地下鉄銀座線稲荷町駅 徒歩5分

台東区ホームページ:http://www.city.taito.lg.jp/

 

スカイツリーで一躍有名になった「墨田区」の特徴について

墨田区は、東京23区の東部に位置し、現在は住宅地と商業地が混成した地域となっています。 隅田区の西側には、幾つもの橋がかけられている隅田川が流れており、隅田川の名が、墨田区の名の元になっています。

 

区の東部には、大きく蛇行する旧中川や、川幅の広い荒川が流れています。 隅田川と荒川の間には、北十間川や横十間川といった、江戸時代以来の運河が残されています。 墨田区のは江戸時代から、大名や庶民の住宅地として発展してきました。 いま隅田川にかけられている、吾妻橋や両国橋は、江戸時代にあった橋の名前が残されたものです。

 

墨田区の商業の中心地といえば、やはりJR総武本線と地下鉄半蔵門線の駅がある錦糸町でしょう。

錦糸町駅前には、丸井、アルカキット錦糸町、LIVIN、オリナスといった大型商業施設が充実しており、錦糸町駅周辺には多くの商店がひしめき、多くの人々でごった返しています。

 

隅田区の南西部に位置する、JR総武本線の両国駅前には、大相撲の行われる国技館があります。

この地域は日本の国技である大相撲のメッカということもあり、相撲部屋が多く、街中ではごく普通に力士の行き交う姿を見ることができます。 国技館のとなりの江戸東京博物館は、江戸時代や昭和時代以前の様子を再現した常設展示や、季節ごとの特別展を行っている、人気のスポットです。 国技館に隣接した旧安田庭園は、江戸時代末期に整備された庭園です。 池を中心とした日本庭園が残されており、無料で庭園内を散策することができます。

 

墨田区の北部の中心といえば、あの東京スカイツリーのある地域です。

最寄り駅は、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の、とうきょうスカイツリー駅。 または京成線、東武線、地下鉄浅草線を利用できる押上駅です。 スカイツリーは、2012年に開業した、展望台とさまざまな商業施設を備えた電波塔です。

 

東京スカイツリーの高さは634メートルで、日本は元より、世界の電波塔の中でも、現時点で最高の高さとなっています。 スカイツリーの450メートルと350メートルの位置に展望台を備えており、超高速のエレベーターで向かうことができます。 スカイツリーは夜になると青や紫など色とりどりにライトアップされるなどして、東京の新しい観光名所として人気を集めています。

スカイツリーの下部にあるソラマチ、スカイツリータウンは、プラネタリウムや水族館など、さまざまな施設や店舗をそなえた商業施設で、親子連れで賑わっています。

 

このようにスカイツリーの完成以降賑わいをみせている墨田区ですが、曳舟・京島エリアは昔からの古い家屋などが密集しており、下町の雰囲気を感じることができます。

このエリアを歩いていてもスカイツリーが見えます。それほど周辺には高い建物はなく、昭和の面影を残した地域となっていますが、老朽化した家屋も多くなっていることからおそらくこの辺りも再開発が今後進められていくでしょう。

区の職員となり街づくり関係の部署に配属となった場合、こうしたエリアは昔からの住民による反対がとても強くなかなか話が進まないかと思いますが、防犯・防災を進めていくことを考えると仕方のないことなのかもしれませんね。

 

<墨田区DATA>

面積 :13.75㎡(23区中17位)

人口:257,588人(平成26年10月1日現在)

墨田区役所アクセス:東武伊勢崎線・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線 浅草駅から約5分

都営地下鉄浅草線 本所吾妻橋駅から約5分

墨田区ホームページ:http://www.city.sumida.lg.jp/