Q&A

【公務員試験】市役所職員試験 市の課題は〇〇から選ぶ!志望動機の作り方②

こんにちは。ASK公務員/究進塾 編集部です。

今回は、ASK公務員/究進塾のサイトへのお問い合わせの中から「市役所への志望動機について」にお答えする第2回目です。

市役所への志望動機を作るにあたり、「市の課題を見つけることが大切」ですが、今回はこの「市の課題」というのをどのように見つければいいのかについてです。

課題のピックアップ

前回「“〇〇市 課題” で検索すると関連するサイトが出てくる」と紹介しましたが、そのような検索を行うと課題はいくつも上がってきます。

その時にどういう課題をピックアップするといいのかというと、自分に関連したものです。この方が話しやすくなります。

ピックアップの例

例えば、ヤングケアラーとまではいかなくても、ご家族の介護を経験した人なら「〇〇市は高齢者人口の伸び率が高い」といった課題に目を向けるのは当然でしょう。

部活動の練習や大会、市の体育館を利用した人であれば、「市の施設の老朽化」といった課題が目に留まるでしょう。

合格者の例

以前、横浜市に合格した人の例を紹介します。

その方は横浜市内のスーパーマーケットでアルバイトをしていたのですが、横浜市が野菜の産地であるということが市民にもいまひとつ知られていない、という気づきがあったそうです。

参考:横浜市の野菜生産

横浜の農業は野菜、果樹、畜産、花きと、バラエティに富んでいますが、その中でも、野菜生産が最も多く、面積では約7割を占めます。

最も生産量が多いのが、キャベツで、全国での生産量が10位となっています。(平成18年産。全国約1,800市町村中の順位。

市内の野菜生産量は約6万トンで、横浜市民の野菜消費量の約18パーセントに当たります。
(横浜市 公式ホームページ「横浜の野菜」より引用)

このように、自身の生活やこれまでの人生を振り返りつつ、どのようなことに困ったのか、考えさせられたのかを思い出してみるといいでしょう。

この方法だと、その市に縁もゆかりもなくても、志望動機を作りやすくなります。

縁のある人に聞いてみる

志望している市に友人や知り合い、親戚が住んでいるなら、住み心地を訪ねてみましょう。

尾川講師は特別区内に住んでいるため、特別区志望だけれど住んではいないという受講生から「困っていることはどんなことですか?」とよく聞かれるとのこと。

「目の前の人の困っていることに対し、行政の一員としてどのように解決していきたいのか」ということを考えつつ、志望動機を作っていきましょう。

そうは言っても、簡単にはできないのが志望動機です。

何も思いつかないという方はASK公務員/究進塾にどうぞお問い合わせください。

これまでや現在を伺いつつ、ご自身、そしてもちろん面接官にも納得していただける志望動機を一緒に作っていきます。 

おわりに

この記事は、ASK公務員/究進塾の担当、尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。講義・講師の雰囲気を知りたい方は、ぜひ動画も併せてご覧ください。尾川講師のプロフィールはこちら

【面接対策】市役所職員試験 もっとも重要‼志望動機の作り方①

こんにちは。ASK公務員/究進塾 編集部です。今回のテーマは、ASK公務員/究進塾のサイトにあったお問い合わせへの回答として、「市役所への志望動機」について解説します。

基礎自治体の試験の特徴

市役所は、都道府県庁や国家公務員に比べると面接重視だと言われています。基礎自治体の行政は、住民との距離が近く、住民と頻繁に接したり、住民と協働したまちづくりを行う必要があるために、その適正を見ているのだと思われます。

志望動機の作り方

面接対策の中で最も重要になるのが志望動機です。志望動機を作るにあたり前提となるのは、公務員や地方公務員への志望動機ですが今回は省略します。そこができた上で、「なぜ〇〇市なのか」ということに関して、まず受験する市との縁を思い出します。縁とは、次のようなことが挙げられます。

・現在住んでいる
・かつて住んだことがある
・通っている大学がある
・現在の勤務先がある
・通っていた高校がある
・祖父母の住まいがある

しかし、こういった縁は単なるきっかけであって、志望動機にはなりません。「〇〇市には、かつて通っていた高校があり、私にとっては身近な自治体です」という話し始めの一文にしかなりません。その一文の後で、志望動機を語っていきます。

受験先に特に縁がない場合
一方で、受験する市に何の縁もない人は、なぜ地方公務員を目指したのかという動機を話した後で、その中で「〇〇市は・・・」という話し始めにするといいでしょう。

次に、その市の魅力を挙げていきます。これは、事前にどういう魅力があるのかということを箇条書きにしておくことをおすすめします。その中から1つか2つを選びましょう。そしてその市の課題を挙げます。これは魅力と表裏一体になっていなくても大丈夫です。

難しいのは、この「課題を探していくこと」ですが、ここで縁がある人であれば自分や周囲の人の実体験から課題が見つかります。縁がない人は街歩きをしてみましょう。1回目は観光客のように観光地や観光スポットに行くだけでもいいのですが、2回目以降は住民や市の職員であればこういう目線を持つのかな、と想像しながら、その市の様々なところに行ってみてください。

街歩きでは必ず筆記用具を持参し、気になったこと感じたことをメモしていきましょう。

・ゴミの不法投棄
・放置自転車
・悪臭
・歩道が狭い
・バリアフリーでない
・階段がきつい
・公園が整備されていない
・商店街が寂れている
・市営バスの使い勝手が良くない

こうした課題を、実際に目にしてメモに残しておくことは大切です。ただし、街歩きの際の写真撮影については、撮影していい場所なのかどうか、十分に気をつけてください。

その上で、この課題をその市の職員としてどのように解決していきたいのかについて話していきます。ここではできるだけ具体的に話していけるようにしましょう。その際、「〇〇市 課題」などで検索すると、市役所でどう取り組もうとしているのかといったことが書かれているサイトが出てきます。そうした資料を参考にしながら作っていくといいです。

おわりに

この記事は、ASK公務員/究進塾の担当、尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。講義・講師の雰囲気を知りたい方は、ぜひ動画も併せてご覧ください。尾川講師のプロフィールはこちら

【公務員試験Q&A】受かった人の特徴~公務員浪人編~

こんにちは。ASK公務員/究進塾 編集部です。

今回は「公務員浪人で受かった人について知りたい」というお問い合わせへの回答です。

受かった中で印象的なエピソード

公務員浪人で受かった人の中から、公務員浪人をされた方のエピソードです。

入塾の経緯

その方は、大学3年生の冬頃に論文対策のために入塾されました。そこから半年かけて論文の対策をし、一次試験に臨みましたが、残念ながら一次試験で不合格になった自治体もありました。

それでも二次試験に残ったところが複数あり、面接対策を始めました。

思わぬアクシデント

ところが、2次試験シーズンに入った頃、新型コロナウイルス感染症にかかってしまい、受験を辞退せざるを得ないところがいくつかありました。

運よく2次試験が遅めの日程で組まれていた自治体もあったものの、やはり準備期間が短かったこともあり、残念ながら不合格となり、その時点で公務員浪人が決まりました。

公務員浪人の勉強の進め方

公務員浪人が決まった場合、勉強をどうするかというのは、とても多い質問です。

これは「どの時点で浪人が決まったか」によります。

この方の場合、一時試験で不合格になったのは1つで、しかも筆記試験は悪くなく、論文で失敗したことが分かっていました。そしてその他のところはいくつも合格していたので、筆記試験へのインプットはさほど必要ではありませんでした。また論文に関しても、失敗したのは1つの自治体だけでした。

そのため、「継続して来塾する必要はない」と判断し、残りの学生生活を充実させようということになりました。

公務員浪人時の過ごし方

その方は、大学での授業や以前からしていたアルバイトに加え、2つのボランティアを始めました。1つは障害者に関するもので、もう1つは中高生に関するものです。

この2つのボランティアを行ったことで面接で話すことも増え、何より公務員にふさわしいマインドが出来上がっていきました。

そして大学卒業の間際に、塾に来て論文の練習を再開しました。その前に卒業論文を書いた経験があったこともよかったのか、1年前に比べるととてもスムーズに書けるようになっていました。

そこからは順調に受験を消化していき、最終的には国家公務員一般職、特別区政令指定都市など、受験したところの全てから最終合格に至りました。

入庁のタイミング

公務員浪人の場合、自治体や観光庁によっては、10月、11月に入庁できるところもあります。自治体や観光庁の方から10月、11月に「入庁されませんか」と声をかけられることがあります。

もちろん、家庭の都合、アルバイトをやめにくい等の事情があればオファーを断り、通常の4月入庁でもいいです。

その方の場合は、10月に入庁しました。

秋入庁のメリット

秋に入庁できた場合、公務員浪人と言っても、経歴の空白期間は半年だけです。「長い人生のうちの半年」と考えると、とても短いと言えます。

この方とは別に10月入庁のメリットを聞いたところ、同年の4月に既に入庁していた人たちから同期のように接してもらえて、とても良くしてもらえたのに加え、次の年の4月に自分の本当の同期も入ってきて「2学年にわたって同期ががいるみたいでいいですよ」ということでした。

おわりに

ある程度のインプットが終わってるのであれば、公務員浪人は悪いことばかりではありません。

公務員浪人が決まった方は、この事例を参考にしてください。

この記事は、ASK公務員/究進塾の担当、尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。講義・講師の雰囲気を知りたい方は、ぜひ動画も併せてご覧ください。尾川講師のプロフィールはこちら

ASK公務員/究進塾では、このような書類の添削だけでなく、それをもとにした自己紹介の仕方、自己PRの作り方などについても指導していますので、お困りの方は、「無料体験授業お申込みフォーム」から、お気軽にお問い合わせください。

尾川講師の授業の特徴
尾川講師の授業では、出願書類、自己PR作成、面接対策など、公務員試験に関する対策が受講できます。

文章作成では内容・表現をしっかりと固めていき、面接対策では内容をしっかりとした上で、自然な笑顔で話せるよう、授業内で何度も練習をしていきます。

【公務員試験 Q & A 】高卒でも公務員になれる?

こんにちは。ASK公務員/究進塾 編集部です。

ASK公務員のサイトにお問い合わせ頂いた質問にお答えするシリーズです。今回は、「高卒でも公務員になれる?」という質問に、小論文・面接対策担当の尾川講師から回答を頂きました。

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【公務員試験 Q&A】-経験者採用試験-過去の経験や実績のまとめ方

こんにちは。ASK公務員/究進塾 編集部です。

今回は、お問い合わせの中から「過去の経歴や実績をまとめるには」というご質問にお答えします。

◆ この記事のポイント
・長い経歴をすっきりまとめたい
・話をまとめるポイント

この記事は、ASK公務員/究進塾の担当、尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。講義・講師の雰囲気を知りたい方は、ぜひ動画も併せてご覧ください。尾川講師のプロフィールはこちら

長くなりがちな経歴

社会人の方が、公務員の経験者採用試験を受ける場合、これまでの経歴や実績を話していくとなると、とても長くなりがちです。

対策

文章をコンパクトにするための対策として、まず「職務経歴書」を作ることをおすすめしています。

フロー

①職務経歴を細かく書く

職務経歴書は、長くなって当然の書類です。これまでしてきた仕事について、細かく思い出して書いていきます。

・部署異動
・同じ業務で転勤

こうした変化についても書いてみます。古い順で書いていくと、ご自身の変遷をご自身で確認していくことができます。

作成した職務経歴書は、1部は保存しておき、1部コピーを作成します。

 

実績を書き加える

コピーの方に、実績を書き加えていきます。

実績に関しては「しっかり書きたい仕事」「あまり書くことがない仕事」にわかれると思いますが、それは当然です。しかし、実績としては誇れることがなくても、その仕事で得たことや学んだことを書いていきます。

アピールしたい実績については、数字などを入れて説得力を出します。

 

簡潔にする

次に、経歴だけの職務経歴書を簡潔にしていきます。面接でそのまま話せるように、「ですます調」の形態で書き直します。1分ぐらいに収めましょう。

【例文】
「〇年に〇〇に入社し、営業〇年、経理に〇年携わりました。〇〇に転職し、〇〇の仕事をしてきました。現在は〇〇のリーダーとして〇人のチームをまとめています」

また、これを経歴だけでなく実績付きで話すとなると、1分で収まりません。2~3分になるように情報を整理します。

“グルーピング”をする

面接官もメモを取りながら聞くので、情報が多いと聞く側も大変です。

「この経歴とこの経歴はまとめられる」
「この実績とこの実績もまとめて話せる」

このように、情報を整理することがポイントです。論文の練習でもおすすめしている方法で、「グルーピング」と呼んでいます。

グルーピングすることで、書く時も、話す時も、すっきりと出来るようになります。

 

おわりに

ASK公務員/究進塾では、このような書類の添削だけでなく、それをもとにした自己紹介の仕方、自己PRの作り方などについても指導していますので、お困りの方は、「無料体験授業お申込みフォーム」から、お気軽にお問い合わせください。

尾川講師の授業の特徴
尾川講師の授業では、出願書類、自己PR作成、面接対策など、公務員試験に関する対策が受講できます。

文章作成では内容・表現をしっかりと固めていき、面接対策では内容をしっかりとした上で、自然な笑顔で話せるよう、授業内で何度も練習をしていきます。

【Q&A】30歳以上からでも公務員になれる?

皆さん、こんにちは。ASK公務員/究進塾 編集部です。

今回は、ASK公務員のサイトへのお問い合わせの中から1つを選び、それに回答しますす。今回のご質問は、「30歳からでも公務員になれるのか」というお問い合わせです。

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